宮城峡蒸溜所限定のシングルカフェグレーンウイスキー。
ニッカウヰスキーの代名詞のひとつ、旧式のカフェスチルで蒸溜したグレーンウイスキー。
同シリーズはこれまで12年表記のものがリリースされておりましたが昨今のジャパニーズウイスキーブームからくる原酒不足で終売となり、ノンエイジバージョンとして再びリリースされました。
サントリー、キリン、スコットランドの代表的なグレーンウイスキーと比較しても、ニッカのカフェグレーンは甘みが強く、穀物由来の香味がしっかりある、ヘビータイプ寄りのグレーンウイスキーです。
1.メーカー
ニッカウヰスキー株式会社
2.蒸留所
『宮城峡蒸溜所』
北海道・余市で第一の蒸溜所をスタートさせてから約30年。
「異なる蒸溜所で生まれた複数の原酒をブレンドすることで、ウイスキーはより味わい深く豊かになる」という信念を抱く竹鶴政孝にとって、第二の蒸溜所はどうしても必要でした。
竹鶴が選んだ地は仙台・宮城峡。広瀬川と新川というふたつの清流に恵まれた緑豊かな峡谷。竹鶴は初めてこの地を訪れた時、新川の清流で持っていたブラックニッカを割って飲み、味わいを確認。その場で蒸溜所建設を決定したと言われています。
宮城峡蒸溜所が誇るのが「カフェ式連続式蒸溜機」。導入当時、すでに旧式とされていた蒸溜機です。旧式だからこそ雑味となる成分が残りやすいのですが、技術によってそれを原料本来の香りや甘みに変えることができるため、竹鶴はあえてこの旧式蒸溜機を選びました。宮城峡蒸溜所では、今なお竹鶴の情熱を受け継ぐ人々がウイスキーのおいしさを求め、さまざまな試みを続けています。
3.商品名
ニッカ シングルカフェグレーン ウッディ&メロウ
4.特徴
カフェグレーン特有の穀物感があり、強く甘い香り
ほんのり甘いバニラの香りに混じって樽のウッディな香りも楽しめるのが特徴。口当たりはスムースで抵抗感がなく、蜂蜜のようなリッチな甘みとビターな樽間、バニラウェハースのよう。その後、甘さとともに少しずつ樽感が増しピリピリとしてきます。
香り:メープルの香りが主体。後からモルトも感じ取れる。
味わい:ストレートの方が甘さを堪能できる。加水するとより甘みが引き立つ。
余韻:メローでスパイシー。
原材料:グレーン、モルト
アルコール分:55%
5.受賞歴
現時点では受賞歴はありません。
6.価格
参考小売価格:500ml 税込6,680円
通販やネットオークションでは12,000円〜14,000円前後と定価の2倍以上の価格で販売されています。(2019年8月4日時点)
DiningBar Hidden Loungeでの提供価格
「DiningBar Hidden Lounge」では、このウィスキーを
45ml:3,600円
30ml:2,400円
15ml:1,200円
にて提供しております。
7.まとめ
前作の12年やレギュラーのカフェグレーンの45%よりはバニラや穀物を思わせる甘みがライトになったものの、バランスは良くなったように思います。ライトな甘みから中間以降は樽由来のウッディーさがあり、やや単調なグレーンの味わいに幅と引き締めを与えてくれています。
ニッカ蒸溜所限定シリーズは入手難易度が高めの為、価格高騰している状況です。
是非この機会にDiningBar Hidden Loungeでご賞味ください。