ニッカカフェモルト

「ニッカカフェモルト」は、ニッカウヰスキーが持つ伝統的なカフェ式連続式蒸留機(カフェスチル)でつくられたウイスキーです。カフェスチルでつくられるグレーン ウイスキーは主にトウモロコシを原料にしたものが一般的ですが、ニッカでは大麦麦芽を原料にカフェスチルで蒸留した、新しい味わいの原酒づくりにチャレンジしてきました。

1.メーカー

ニッカウヰスキー株式会社

2.蒸留所

ニッカウヰスキー『宮城峡蒸留所』では、伝統的な「カフェ式連続式蒸留機」を保有しています。現在主流となっている連続式蒸留機は、アルコールの精製度を高められる反面、香味成分までも除去してしまいます。一方、ニッカが保有する「カフェ式連続式蒸留機」は、旧式で蒸留効率はおとりますが、蒸留液に原料由来の香りや成分が残るという特徴があります。この蒸留機は、1830年頃に発明され、開発者であるイーニアス・カフェの名にちなんで“カフェスチル”と呼ばれています。ニッカウヰスキー創業者、竹鶴政孝には、カフェ式連続式蒸留機を自分の工場に導入し、本格的なブレンデッドウイスキーをつくりたいという夢がありました。その念願が叶い、1963年に導入し、翌年本格操業を開始したそのカフェスチルは、当時としても“極めて旧式”なタイプでした。それは「本物のおいしさ」を求めた政孝のこだわりでした。

3.商品名

ニッカカフェモルト

4.特徴

カフェ式だからこそ感じるモルトの甘さ、芳ばしさ。

麦芽の甘さと芳ばしさ、ほのかなバニラの香りと軽快なモルト香が調和。軽やかでスムースな口当たり、ふわりと広がるクリーミーな甘さ、すっきりと爽やかな後味が特徴です。
カフェグレーンをも上回る、バランスが良くさらにそれぞれのパラメータが圧倒的に強く非常にパワフルな香り。

色:琥珀色。
香り:特に際立つのはココアやコーヒーのようなビター感、そして強い果実香、バニラ、クリームのような脂肪様の甘い香り。
味わい:カフェグレーンよりクローブのようなスパイス感が上がり、ビター感、奥深くなった甘みが印象的。スムースでピターで飽きないうまさ。
余韻:余韻は短く、ライトでキャラメルと南国フルーツのような甘さ。
原材料:モルト
アルコール分:45%

5.受賞歴

  • 2017 ISC カテゴリー最高賞(トロフィー)

6.価格

参考小売価格:700ml  6,000円(税込:6,480円)
通販やネットオークションでは6,000円〜9,000円前後の価格で販売されています。(2019年2月27日時点)

DiningBar Hidden Loungeでの提供価格

「DiningBar Hidden Lounge」では、このウィスキーを
45ml:1,300円
にて提供しております。

7.まとめ

飲む前の香りはアルコールの刺激の奥にカラメルのような香りが伝わってきます。
ストレートで飲んで最初に感じられるのは、ゴムや硫黄のような香り、そのあとにバナナのような甘い香りがしてきます。 奥にはウッディな香りもしています。
味わうと多少のアルコールの辛味はあるものの、香りにつられるかのようにバナナのような味、 さらにはナッツのような味が奥から伝わります。
加水すると、鼻に伝わる香りにはビネガーのような刺激が加わった印象です。
舌に転がすと、甘い香りは穏やかになってモルトやウッディな香りが前に出てきます。
味わいは、先ほどのビネガーの香りを延長したかのように酸味が加わり、深みが加わった感じがします。
カフェ式だからこそ感じられるモルトの甘さと芳ばしさ!!琥珀カラー!!麦芽の甘さと芳ばしさ、穏やかな樽熟成香!ぜひ一度ご賞味下さい!