2017年6月27日 発売
空前のジャパニーズクラフトジンブームの火付け役の一つといえるのが、このニッカカフェジンです 。
ニッカと言えば、竹鶴や余市などウイスキーのイメージが強いと思いますが、昔からウヰルキンソンジン等の製造には、携わっていました。
1.メーカー
ニッカウヰスキー株式会社
2.蒸留所
【宮城峡蒸留所】
正式な名称は、ニッカウヰスキー仙台工場。
北海道余市蒸留所と並ぶ、ニッカウヰスキーの原酒工場です。
昭和42年5月に竹鶴政孝氏が、新川(にっかわ)の清流を気に入り、ここを余市に続いて第二の工場としました。
ちなみにこの時、竹鶴氏はこの川が新川という名前であることを、知らなかったそうです。
運命的な出会いを果たした竹鶴氏は、着工からわずか二年で工場を完成させます。
新川の雪解け水はミネラル分が少なく、素材の味を存分に活かせ、日本で初めて導入された、カフェスチルとの相性も抜群と言えるでしょう。
〒989-3433 宮城県仙台市青葉区ニッカ1番地
https://www.nikka.com/distilleries/miyagikyo/
3.ニッカ カフェジン
4.特徴
ジュニパーベリーをはじめ柚子、甘夏、かぼす
山椒とニッカを語る上で外せないりんごを使用
最初のアタックは口当たりよく、りんごの甘味がふわりと押し寄せて、その後ゆずや甘夏かぼすと、徐々に酸味を感じラストに、ガツンと山椒のスパイスが効いてきます。
香り:和柑橘の優しいシトラスと、山椒のスパイシーなシトラスの調和、ジュニパーベリーの香りが引き締める。
味わい:コクのある甘い口当たり、ボタニカル由来の香りが広がり、重なり合う複雑な味わい。
原材料:モルト とうもろこし
アルコール分:47%
5.受賞歴
現時点では受賞歴はありません。
6.価格
メーカー小売り希望価格:700ml 4,500円(税込み4,950円)
麻布十番BAR新海では
45ml:1,200円
にてご提供しております。
トニックやソーダ割は+100円となります
7.まとめ
繊細な味わいと日本特有のスパイスのバランスは、80年以上に渡り受け継がれてきたブレンド技術の賜物。
生産効率が悪く、時代遅れと言われているカフェスチル製法をあえて、使ったからこそ成しえた秀逸なジンと言える、と思います。
飲み方としては、ジントニック、ジンリッキー、スタンダードカクテルはもちろん、炭酸で割ってブラックペッパーを振ったり、変わり種としてピンクペッパーを沈めてみるのも、見た目にも乙なものかも知れません。
古き良きものを使って今もなお、最前線にいるニッカ。
これからも新しくもどこかに、竹鶴政孝氏のスピリッツが連綿と受け継がれた酒作りに期待したい。