岩井トラディション

「岩井トラディション」は、本坊酒造のウイスキー造りの創生期を支えた岩井喜一郎氏の功績を讃えるべく、2010年に発売された記念のブレンデッドウイスキーです。同社のウイスキー造りにおける半世紀を超える技術と経験が惜しげもなく注ぎ込まれています。

1.メーカー

本坊酒造株式会社

2.蒸留所

マルスウィスキーマルス信州蒸留所
「いつか日本の風土を生かした本物のウイスキーを造りたい」と夢を抱き続けていました。まず、昭和35年に山梨にワインとウイスキー製造のための工場を設立。そして、本格的にウイスキー造りに取り組むために、さらなる理想の地を探し求めていました。澄んだ空気の寒冷地であり、しかも適度な湿度と良質な水に恵まれていることなど、ウイスキー造りのための自然条件はたいへん厳しいものがあります。こうした条件を満たす土地を探し求め、紆余曲折を経て、信州宮田村に工場を新設することとなりました。中央アルプス駒ヶ岳山麓のこの地は、冬は氷点下15℃を下回る日も珍しくない寒冷地であり、適度な湿度をもたらす霧も多く、何より良質な水を有していました。中央アルプスの雪どけ水は、ゆっくりと花崗岩質土壌に浸透し濾過され、ウイスキーに最適な軟水となって湧き出してきます。そこは、まさに長い年月をかけて、探し求めていたウイスキー造りの理想郷でした。

3.商品名

岩井トラディション

4.特徴

穀物由来のグッとくる重厚で満足感のある香り

複雑で心地よい香りが特徴、口当たりは優しく、柔らかいがボディーがしっかりしていて熟成感も感じられます。上品かつ重厚感のある味わい。様々な樽種やピーティなモルトの原酒を絶妙なバランスでヴァッティングすることで、上品な口当たりの柔らかさ、味わうたびにバランス感のあるハーモニーが楽しめるブレンデッドウィスキーです。

香り:ピートの程よい香りとアルコールのツンとした香り。遅れてバニラ香と熟したレーズン。思ったよりもピート香があり、スモーキーさを強く感じます。
味わい:濃厚なハチミツ感、バター、焦がしカラメル、黄色い花のようなフローラル、ほんのりスパイシー、桃のようなフルーティさ。
余韻:微炭酸水のような心地よいほろ苦さとプリンのような甘さがふんわりとした余韻を残す。
タイプ:ブレンデッド
原材料:モルト、グレーン
アルコール分:40%

5.受賞歴

現時点では受賞歴はありません。

6.価格

参考小売価格:750ml  2,000円(税込:2,160円)
通販やネットオークションでは2,000円〜3,000円前後の価格で販売されています。(2019年2月20日時点)

DiningBar Hidden Loungeでの提供価格

「DiningBar Hidden Lounge」では、このウィスキーを
45ml:800円
にて提供しております。

7.まとめ

価格・味ともにマルスウィスキーの「ツインアルプス」よりももうワンランク上。オンザロックも良いですし、価格的にも気兼ねなく好きなように割って楽しめるウィスキーです。香りも味も芳醇かつ濃厚で、かなり薄めの水割りでも味わいがしばらく残ります。香りも後に引きます。ハイボールやロックでも美味しく飲め、飲み進めているうちにほんのりとした甘みを感じるようになります。